*** 何か自分で思い出してあれだけど、すっげー恥ずいな。 こんなことを思っていると、また朱里がこっちを見ている。 だけど、今度は不安げに。 今は色々なところを周り尽くし、日が暮れてきたため、帰ることになった。 周りには誰もいない。 ただ、俺と不安げな顔をした朱里がいた。 「どうした?」 「………」 理由がわかんなくて尋ねるが答えは返ってこない。 「朱里……?」 それを不審に思い、名前を呼ぶと―― 「……陽斗くん、デートつまらなかった?」 思いもしない言葉が帰って来た。