ウソのコイビトになりました




***



何か自分で思い出してあれだけど、すっげー恥ずいな。



こんなことを思っていると、また朱里がこっちを見ている。



だけど、今度は不安げに。



今は色々なところを周り尽くし、日が暮れてきたため、帰ることになった。



周りには誰もいない。
ただ、俺と不安げな顔をした朱里がいた。



「どうした?」


「………」



理由がわかんなくて尋ねるが答えは返ってこない。



「朱里……?」



それを不審に思い、名前を呼ぶと――




「……陽斗くん、デートつまらなかった?」


思いもしない言葉が帰って来た。