ウソのコイビトになりました




だんだん大きくなる姿。



「朱里!!」



そして、手を掴んだ。
彼女の手は冷たかった。



「帰ろう」



そう言って、俺は来た道を引き返した。
白く光る方を目指す。


朱里の手が少しずつ暖かくなるのを感じた。



そして、俺らは白い世界に包まれ目を閉じる。




「……は、ると、く…ん…?」



するとそんな声が聞こえた気がして、俺は目を開けた。