ウソのコイビトになりました




しかし、見つかったのは



「………朱里………」



事故にあったあとの朱里だった。



病室についた俺は小さく名前を呼んだ。



包帯を巻かれ横たわる朱里に返事はない。
朱里は痩せ衰え、力なく眠ったまま。



そこに優夢と光も駆けつけた。
優夢は泣き崩れ、光は現実を受け入れたくないのか唇を噛む。



優夢の泣き声と規則正しい電子音だけが響き、俺の目から雫が流れた。