*** この時には、既に自覚していた。 だけど、やっぱ具体的にいつかは分かんねぇな。 そう思いながら、隣で幸せそうな顔をした朱里を見た。 「んー!!美味しい!クレープ初めて食べた!!こんなに美味しいんだね!」 あれからいくつかの店を周り、今はクレープを食べている。 本当に美味そうによく食うな。 「お前食べすぎ。豚になるぞ」 「うっさいなー。今日はいーの!」 そうは言ったが、朱里は細すぎる。 病院に運ばれてきた時よりかマシだけど。 そういえばあの日、俺は朱里の姿に絶句した――――。