ウソのコイビトになりました




電車を降り連れられた場所は病院だった。



案内された病室には父さんの名札があった。



優夢は病室には入らず廊下で待つと言った。


病室に入ると母さんと兄貴もいた。
父さんも起きている。


みんな驚いたようにこちらを向く。



「俺、勘違いしてた。愛されてないって。だけど、ビデオ見て違うってわかった」


すると、母さんが優しく抱きしめ



「陽斗は大切な家族よ」


そう言った。



その言葉に再び涙が溢れる。