『お前がその気なら、朱里を笑顔にさせる気がないなら、俺がもらう 』 『好きだよ。本気で』 光の言葉が頭の中をぐるぐる回る。 『俺が朱里を奪ってもいいよな?』 ――――よくない。嫌だ。 ゲームっていう繋がりだとしても、俺は朱里を手放したくない。 俺が側で笑顔にさせたい。 これが恋愛感情なのか友情なのか一種の家族愛のようなものなのか、分からない。 ただ、大好きなオモチャを取られそうで嫌がる子供のようだった。