ウソのコイビトになりました




「ただいまー…」


「…は?なんで今日こんな早いんだよ」



「今日は帰れって言われちゃってさ。


あ、夕飯作るね」



早めに取りかからないと。失敗して時間かかる確率大だし。



そう思って取り掛かろうとすると「いや、いらない」と陽斗くんに言われた。



「え、なんで?食べてくるとか?」


「いや。今のお前の料理食べたくないから。」



陽斗くんのストレートな言葉にズキッと胸がいたんだ。



「も、もう失敗しないから!大丈夫!」



と、笑って見せるが



「今のお前がそんなことできるわけねーだろ」



と、冷たく言い返された。