ウソのコイビトになりました




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こんな感じかな?
それから、送ってくれたくらい。



つまり、何もなかったってこと。



今でも、友達としてはバイト仲間として仲良くさせて頂いております。



「そっか!なら良かった!

でも、また何かあったら言いなよ?先輩じゃなくても…その……陽斗たちのこととかさ。あれから悩んでるみたいだし」



学校のお昼休みとバイトの時しかほとんど一緒にいないのに、気づいちゃうんだ。



「うん…。ありがとう!でも大丈夫!」



全く大丈夫なんかじゃないけど、精一杯の笑顔で答えた。



「……そっか!ま、いつでも頼れよな!」



そんな私に光くんもとびっきりの笑顔をくれたんだ。