うそ。今日はバイト代なんて入らない。 入るのは一週間後だ。 それでも、そう言うしかなかった。 「だってぇ。どーするぅ?」 「まぁ、いいんじゃない?」 「明日楽しみにしてるよ!」 荒川先輩に伊藤先輩と上田先輩が答える。 そうして、なんとかこの日はバイトへ向かうことができたのだった。