息がしずらい……

「みぃ?」

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

「ママッ‼︎ みぃが」

あっくんは、私の異変に気付いたのか、すぐに彩さんを呼んでくれた。

「みぃちゃん、ゆっくり深呼吸よ」

私に寄り添って、呼吸を一緒にしてくれる彩さん。

暫くして呼吸は落ち着いた。

でも、体の怠さは増していて……

どうして私はこんなに弱いんだろう……


ケホケホッ…

咳も出てきた……

どうしよ……

「みぃちゃん、発作になる前に病院へ行きましょう」

彩さんはテキパキと出掛ける準備をしている。


ケホケホッ…ゴホゴホッ…ケホケホッ…ゴホゴホッ…

発作だ……

何故だか悲しくなってきて、涙が溢れてきた。

「みぃ、だいじょうぶだよ。びょういんにいけばひぃもあおいもいるから」

あっくんは、発作を起こしてる私の姿は見慣れているのか、狼狽えたりせず、落ち着かせようとしてくれている。

「みぃちゃん、吸入吸えるかな?」

彩さんが、私の口元に吸入器を、持ってきて、呼吸を促してくれた。

でもなかなか吸えなくて……


ゴホゴホッ…ゴホゴホッ…ヒュー…ゴホゴホッ…ヒュー…

本格的な発作につながってしまった。