俺たちの妹・3

「でも今はその頭痛が原因じゃないんだよね?診察していい?」

俺の問いかけにコクリと頷いた前園さん。

「怠さの他には何かある?」

「…………目眩が少し」

「うん、多分貧血からだろうね。身体が熱いけど、悪寒とかはどう?」

「少しします」

「わかった。少し聴診させてね」

「はい………」

前園さんはそっと服を持ち上げた。

俺はスルリと聴診器を入れて、聴診をした。

少し早いけど、音は悪くないし大丈夫かな……

「はい、おしまい。音は悪くないし熱と貧血を抑えたら、怠さもなくなるよ。貧血を抑える点滴だけしようか……薬も出すから、点滴終わったら、今日はもう帰った方がいいかな。熱はまだ上がるだろうし、解熱剤出しておくよ」

「ありがとうございます」

「…………前園さんは一人暮らし?」

俺はいつの間にか聞いていた。

「…………え?そう、ですけど……」

「1人じゃ不安でしょ?俺の家、美晴もいるし……来る?」

気付いたらこんな事言っていた。

「え、でも……」

「点滴終わる頃にまた来るから、それまでに考えてて」

そう言って、ベッドに横たわらせてから、前園さんに点滴を刺して、そばを離れた。