……………とりあえず仕事しよ。

俺は自分のモヤモヤした気持ちは後回しにして、やるべき仕事を始めた。




昼休み……

ぼ〜っとしながら廊下を歩いていると、

「日向、どした?」

司さんと出会った。

「お疲れ様です。今から休憩ですか?」

「そう。日向も?」

「はい、今からです」

「一緒に食べようか」

「はい」

司さんと一緒にお昼を食べる事になった。

「みぃは大人しくしてるかな……」

「俺も葵も心配してます。でも元気になった証拠ですよね」

「休む時は無理せず休んで欲しいんだけどね」

「美晴は、自分より家族や大切な人が優先ですからね……周りの俺たちはいつもヒヤヒヤしちゃいます」

「…………ま、それがみぃなんだけどな」

司さんの言葉に思わず苦笑した。


「まぁ、みぃも色々思う事があるんだろうな……日向は最近どう?」

司さんは、俺と2人になるとよくこの言葉を持ち出してきていた。