みぃが楽しみにしていた新とのお出かけが終わった夜に、日向から連絡が入った。

『美晴が帰ってきてから、発作が起こりました。少しずつ美晴の熱が上がってきていて……朝に熱が下がっていなければ、病院へ連れて行きます』

新とのお出かけ、みぃ楽しみにしていたからな〜。

無理したのかな……

いや、葵が一緒に居たから、無理したくても出来ないよな……


疲れかな……

とりあえず、日向も葵も側にいるし、明日の朝まで待とう……


結局、朝になっても熱が下がらなかったみぃは、葵と日向によって病院に連れられてきた。

「「おはようございます」」

「おはよ。みぃ、どう?」

「上がり切ってから下がらずで……目眩と息苦しさを訴えてます」

「とりあえず、ベッドに寝かせてあげて…。それから、体温計ってくれる?」

俺は診察を始めた。

喘鳴、結構酷いな……貧血も見られるし………

ピピ、ピピ、ピピ……

体温計がなり、表示を見ると、39.4

かなり高いな……

「熱上がってから、ずっとこれくらいキープしてるの?」

俺は二人に尋ねた。

「そうですね……昨夜からキープです」

「解熱剤入れようか。後、発作止めも」

「お願いします」