『みぃちゃん、可愛いお洋服着せてもらってよかったわねー』

『あぃ‼』

おばさんに頭を撫でてもらってご機嫌のみぃ。

『みぃ、おいで』

俺が手を伸ばすとヨチヨチと歩いて俺の胸の中にやってきた。

『玄関は寒いし、もう戻ろうな』

俺が抱き上げるとコテンと頭を俺の肩に委ねるみぃはほんと可愛い。

そのままリビングへ戻ると

『あら、みぃちゃんが彼方くんに抱っこされてるわ。可愛いわねー』

再びみぃの周りにワラワラとおばさん達が集まってきた。

みぃは、ニコニコ笑いながらお相手をしている。

おばさん達と和やかな時間を過ごしていると

『あら、みぃちゃんそろそろお昼寝かしら?少し眠たそうよ』

『そうですね。少し寝かせてきます。みぃと遊んで下さってありがとうございました』

『いいのよ。私は好きでみぃちゃんと遊んでいたんだもの』

『私もよ』

『そうそう、私たちの癒しのアイドルだからね』

有難い言葉だった。

『すみません。あの、父と母が呼んでいます』

日向がおばさん達に声を掛けた。

『分かったわ。彼方くん、日向くん、みぃちゃんをよろしくね』

『『はい』』