私の気持ちといつも釣り合わないこの身体だけど、上手く付き合っていく術が必ずあると信じている。

その為に失敗も迷惑も掛けちゃうけど、私に出来ることを頑張らなくちゃ。





そう決意してから数日後。

パパから、由奈さんが看護師を続けてもいいと許可を貰った事を聞いた。



「パパっ!!」

思わず目の前にいるパパに抱きつく。

「みぃにとっての不安を少しでもなくしたいって気持ちは、親父も親戚のみんなも同じだったんだよ」

そう言いながら、頭をポンポンと撫でられた。

「みんな、優しいね」

学生の頃不安に思っていたパパとママの愛情が今頃になって分かるなんて、ダメな娘だな……

側に居なくても沢山与えてくれていたハズなのに、会えないから、愛されてないんだと思っていた。

パパやママのやり方を私が分かってなかったんだ。


ひな兄と由奈さんのお陰で、お家の決まり事と、私の物事に対する捉え方が変わるきっかけが出来た。



大人になると、変わることが不安になるけど、今回は良い方向に変わった気がする。