食事も終わり、家の中だけど一応解散ってことで、各々の部屋に戻った。

「ひなくん」

由奈の心配そうな顔。

「ん?どした?」

「私、受け入れてもらえたと思っていいのかな?」

「もちろん。母さんも由奈の事気に入ったみたいだし、俺も一安心だよ」

そう言って、由奈の頭を撫でる。

「私、何もしてないよ?」

「母さんね、会社の面接とか結構してて、人を見る目は厳しいから、その目をクリアした由奈は大丈夫」

「そっか……良かったー。やっぱり緊張するね」

「俺も由奈のご両親に会うときは緊張するよ」

「みんな、通る道なんだね」

「そうだな」

そう言って、由奈の額にキスを落とす。


「ふふ、ひなくん、好きだよ」

そう言いながら抱きついてきた由奈。

あー可愛すぎる……

「俺は由奈の事、愛してる」

そう言って由奈を抱き締めた。

これから先色んな事がらあるだろうけど、二人で乗り越えて行きたいな……

そう思える瞬間だった。