「ひな兄が、由奈さんにもみぃにも良いようにしてくれるよ。もし、どうしても心配なら、みぃが直接おじさんとおばさんに相談したらいいと思うよ」

桜の言葉に驚いた。

そっか………

私がパパとママに私の気持ちを伝えればいいんだ………

「おじさんもおばさんもみぃの事大切だから、きっとみぃの気持ちに寄り添ってくれるよ」

「桜、ありがとう」

「ふふ、どういたしまして。………ちょっさ、二人に相談があるんだけど」

コソッと私と由奈さんに伝えた桜。

「桜、由奈さん。ちょっと一緒に来てほしいんだけと」

そう言って私は立ち上がった。

「みぃ。どこいくの?」

すかさず反応する葵。

「私の部屋。二人に渡したいものあって」

そう言うと、納得してくれたみたいだった。

「何かあったら声かけてね」

「はぁい」

そう言って、リビングを出て、部屋に向かった。

「みぃ、愛されてるねー」

さっきの葵の行動のことだと思う。

「ううん、心配かけてるだけ」

「そんなんじゃないと思うけど………ま、みぃだもんね」

「それで、桜ちゃん、話って?」

由奈さんが先を聞いてくれた。