だけど、俺は見極めなきやいけない。

「みぃ、いつから頭痛してたの?」

俺の質問に顔を強張らさせるみぃ。

「大丈夫、怒ったりしないよ」

「………あのね、頭痛はずっとあるの。でも我慢出来る位だから………大丈夫だよ」

「みぃ、我慢はダメだよ。痛い時はちゃんと、言わないと長引くだけだよ………」

「あ………そっか、…ごめんなさい」

みぃは思い出したのかも知れない。

みぃと俺が主治医と患者の関係になってからの事を………


あれは、俺にとってもみぃにとっても苦い出来事だった。