みぃの体調に変化があったのは、この日の夜だった…… 

❲葵っ‼ みぃちゃん体温39度越えてきたっ‼❳

樹さんから連絡をもらって急いでみぃの元へ行くと、顔を真っ赤にして、ガタガタ震えてるみぃがいた。

ひな兄も司さんも駆けつけている。

「美晴、大丈夫だからな。どこが辛い?」

「…………っケホケホ…………」

ひな兄の問いかけに答えようとするけど、体の震えからか答えられない。

「みぃ、インフルエンザは落ち着いたんだけど、肺炎になってるんだ。辛いと思うけど熱高いから解熱剤入れるよ。下げないとみぃも辛いだろう?」

そう言いながら司さんは解熱剤を追加した。


「はぁ……はぁ……ゲホゲホ……」

先日まで落ち着いていた発熱が復活してしまい、みぃは再びアイスノンで全身を冷やされることになった。

                     
俺たちが懸念していた事より更に上を行く状態に、正直焦った。

「みぃ……」

俺はみぃの手を握り、時間の許す限りみぃの傍にいる。


みぃの辛さ、俺が変わってやれたらいいのに……と思ってしまう。

早くなんとかしてやりたいんだけど、抗生物質や解熱剤の点滴が効いてくるのを待つしかない。