誰かに連絡しなくちゃと思うんだけど……

ひな兄も由奈さんも葵も忙しそうだった……

かな兄もこの季節忙しいって以前みなくんがぼやいてた……

彩さんはあっくんがいるし、うつったら大変だ……

つーくんも忙しいよね……

携帯を、眺めることも辛くなってきた……


「ごめんね……」

そう思いながらタップした相手は忙しいと分かっていてても傍にいて欲しい相手……

pipipipi……


でもやっぱり繋がらなくて……

気落ちしながらも、分かってたことだと自分に言い聞かす。

ベッドに沈んだ体を休ませながら、だんだんと悪寒と怠さが増してくる体に動く気持ちも弱まってくる……

少し眠ろう……

その前に最後の望みをかけて、携帯をタップしたんだけど、そこで私の意識は突然に暗転した。


私の傍に居て欲しかった人……


気づいてくれるかな……

……あおい……会いたいよ