「この話はまたじっくり話そう。大丈夫、俺からは離れることはないから。離れるとしたら、みぃが俺のこと嫌いになったらかな」

「……ならないよ」

「なら、俺たちは大丈夫だよ」

そう言ってみぃを安心させるためにもギュッと抱きしめた。

俺とみぃの関係もずっとこのままじやダメだって分かってる。

ただ、俺の就職先を決めてその仕事量に慣れてからじゃないとダメだとは思ってる。

だからもう少しだけ時間が必要なんだ……


「そうだと、いいな……」

「信じてないだろー。ま、それは追々ね」


もう少しだけこのままの関係でいたい……

でも変えたいと思っている存在なんだよ。




「そろそろ行くから、みぃはちょっと休んでるんだよ。由奈さん帰ってきてから一緒に始めたらいいんだからね」

「……わかった」

みぃは、しぶしぶながらも了承してくれた。大切なひとには無理はして欲しくないんだよ……


きっとみぃには分かってもらえないんだろうなと思った瞬間だった。