「それはダメだね……せっかく由奈さんとお料理できるんだもん。それまでは大人しくしてる」

みぃは、素直に俺に甘えてくれた。

それから無事に買い物を終えて家に戻った。

「俺もう少ししたら行かなきゃだから、それまでみぃとまったりしてもいい?」

「うん。私も葵とまったりしたいな」

こうやって二人の時間を大切にしたいと思ってるのは俺だけじゃないと思わせてくれる。


ソファーに座って手を繋いだり、肩を抱いたり、時にはキスを落としたり。

一緒に暮らしているからこそ出来る少しの時間を大切にしたい。


それに答えてくれるみぃも好きだなー。

「みぃ、好きだよ」

「私も葵のこと好き……私のこと……見捨てないでね」

「当たり前だろ。俺がみぃから離れられないよ」

「ふふ。嬉しい……大好きな人と一緒に過ごせる時間って大切だね。これからもずっと一緒に居たいな~」

みぃが自分から将来の事を言うのは珍しいことだった。

「俺はずっと前からそう思ってるよ」

「ほんと?でも葵が思うのは変じゃない?私と居ると色々制限あるし大変でしょ?」

何てことないように平気な顔して言うんだもんな……

「そういのもひっくるめてみぃがいいの」

「ふふ、葵はやっぱり変わってるね」