「大丈夫、みぃが体を休めても誰も迷惑だなんて思わないから。みぃの体調管理には必要なことだってみんな分かってくれるよ?」

「……そうかな」

「みぃのことを必要としてる人たちは、みぃの存在を迷惑がる人たち?」

「ううん、大事に思ってくれる人たち」

「じゃぁ、今度もし少しでも体調悪いかなって思ったら、大丈夫だって思わずに、体休めてみよう?」


葵の説得にしぶしぶ頷いた美晴。


葵はほんとみぃの気持ちを誘導するのが上手いな……


でも、美晴が自分から体を休めてくれると、周りの心配が減るのは事実かも。




無理せず体を休めることを優先する。



俺たちの中で新たなルールが出来た瞬間だった。