パソコンに向き合う時に掛けている眼鏡はみぃをより美人に魅せる。

一ヶ月ぶりの眼鏡姿に思わず溢れる本音。

でもみぃは全く本気にしてないけど……

この反応じゃぁ、葵が心配になるのも頷ける……



2日目。

昨日と変わらず笑顔で出勤したみぃに安堵する俺だけど、彼方は少し難しい顔をしていた。

「湊、ちょっと……」

みぃがパソコンに向き合って仕事を始めてから彼方に呼ばれた。

「何でしょうか」

「みぃのこと、見ておいて」

「……え?」

「昨日より少し顔色悪いから。無理してるようなら帰らせるよ。一応湊の耳に入れておこうと思ってさ」

「え、そんなに?」

「すごい悪い訳じゃないけど、いつもよりは良くない。みぃ自身気づいてるか微妙なところだけどね」

彼方の観察力に驚く。

本人も気付いてないかもなのに、気付くって……

そっとみぃに視線を向けるけど、今の状態ではみぃの顔色の悪さは俺には分からない。

医者って凄いな……



この日は特に何もなく1日が終わったから安心していた。