俺の言葉を聞いてホッとした表情を見せたみぃちゃん。


「その代わりさ……」

俺の言葉にコテンと首をかしげる。

ヤバい、そのしぐさめっちゃ可愛いー。

ダメダメ、相手はみいちゃんだ。


「何があった教えてくれる?」

小さく頷いたみぃちゃん。




「あのね………………」

そしてみぃちゃんは、今日あった事を教えてくれた。


「んー。…………今回は誰が悪いのかみぃちゃんは分かってるよね?」


頭のいい子だもん。

絶対に分かってるはず……


「うん。…………私が悪いの。葵は心配してくれてたのは分かってる」

「じゃぁ、どうしたら良いのかも分かるよね?」

仲直りは早い方がいい。

「……うん。でも、許してくれるかな……」

そんな心配してるのか……

ほんと可愛いな……


「大丈夫。葵は許してくれるよ。みぃちゃんのこと大切だから、怒ったんだよ」


「……呆れられてないかな」

「大丈夫、大丈夫。取り敢えず連絡するよ」

「うん……まとくん……ケホッ、ちょっとだけ、横になっても、いい?」

ちょっと咳が出てきてるな……

「いいよ。少しだけ聴診していい?」