検査入院が始まってからあまり体調はよくなかったけど、突然体調が一気に悪くなったみぃ。

みぃしか分からない前兆とかあったのかな……

いつも一緒に居てもなかなか見破れないみぃの小さなSOSを、見つけてあげたい。


今も目の前にいるみぃは、高熱を出していて、起き上がることもままならなくて、点滴に繋がれている。

今の俺に出来ることは、傍にいて、みぃが辛そうなら和らげてあげること……

今回みぃに初めて解熱剤の注射をした。

好きな人に見られながらする注射は、いつも以上に緊張した。

みぃは慣れてるから特にかなー。



解熱剤を打てば、37度後半まで下がるけど、それでもまだまだ熱はあるわけだし……


薬が切れると高熱になってしまうので、みぃの体力も消耗されていった。


「みぃ……辛いところある?」

「のど……からだ……」

からだって体だよな……

「節々が痛い?」

コクン

「熱が高いからね……水分取れそう?」

俺の言葉に目に涙を溜めて首を振るみぃ。

「……ふぇ、無理」

あ、失敗した……

泣かせちゃ意味ないじゃん……

「みぃ、泣かないで。大丈夫だから。喉の痛みがなくなったら、少しずつ口から入れよう。今は無理する時じゃないからね……」