みぃが入院した。

司が、最近の検査結果がよくないって言っていたからその事も影響しているだろう。

「彩~。俺ちょっと病院に顔だしてくる」

「みぃちゃん?」

「うん。さっき、日向から連絡あったんだ。検査入院だって」

「そう……何もないといいわね」

「そうだな……とりあえず行ってくる」

「うん。行ってらっしゃい」

彩に見送られて俺は家を出た。




みぃに割り振る仕事も少し考えないとな……

みぃの仕事が正確で、最近他の社員からも結構依頼が増えてきていた。

企業へのプレゼンの資料も目を通していて、打ち間違いや、言葉の道筋の違い等をを的確に指示していて、みぃの指示通りに変更すると、通ることが多かった。


コンコンコン

「みぃ、入るよ」

そっと病室に入ると怠そうにベッドに体を預けているみぃがいた。

「かなにぃ……ごめんね」

俺をみた瞬間謝ってきたみぃ。

「何を謝ってるの?」

「仕事。溜まってしまうから迷惑掛けちゃう……」

申し訳なさそうに言葉を紡いだみぃ。

気にしなくてイイのに……

「今までみぃなしでやってたんだ。心配しなくて大丈夫だよ」

ポンっと頭に手を置くと、じわっと目に涙を浮かべたみぃ。

「泣かない、泣かない。また元気になったら一緒にやろうな」

小さくコクンと頷いたみぃ。