黒い影がうつっている。いや、俺の目にそいつが映っている。いつも映って怖いし、気持ち悪いし、もう、どうでもいいや。

「ねぇ。もしもさ時間が止まったら。お前はどおする?」
と、見知らぬ黒い影は言った。