初めて好きになった人は
たった15年の命で
この世界から
消えてしまった




好きだと言えずに
好きだと聞けずに




最後に聞いた言葉は
「ばいばい」だった


まさか
本当にもう会えない
ばいばいだなんて
微塵も思ってなかった



最後に見た顔は
笑ってた



曇りのない
キレイな笑顔だった



それが
あたしと章弘の
最後の思い出



あたしの頭の中にある
最後のページ




言えなかったことを
ここで
言ってもいいかな?



今でもまだ
間に合うかな?



ねぇ章弘




今さらなんて
怒らないで聞いてくれる?





これがあたしの
本当の気持ち