章弘に伝えたかったこと


章弘に聞いてみたかったこと


思いをはせれば
途切れることなく
次々に出てくる


小学一年生からの思い出を
ゆっくり辿ると
キラキラして
今でも眩しいものばかりだ


目を閉じれば
そこに
確かな章弘の姿を
見ることができる


はにかんで笑う
章弘の姿を



だけど



章弘はもういない



会うことも
触れることもできない



たった15年の命



天国へ行ってしまうには
どう考えても早すぎる



でも
行ってしまった



章弘のたった一つの命



15年の短い命



そのうちの8年
あたしたちは
想いあっていたのかもしれないんだね



ねぇ章弘




幸せだった?