家に帰ってきた

「ただいまぁ」

「ひな、うがいと手洗いしに行こう(^^)」
と言ってお姫様だっこのまま洗面所へ行って
潤と一緒にうがいと手洗いした♪ 


「ひな、お腹すいた?ちょっとソファー座って横になって待っててね(^^)何なら食べれそうかな」 
「んー、果物とゼリーとかなら食べれるよ」
「じゃ、朝のイチゴまだあるから持ってくるね。一応うどんも作るね、俺のとシェアしてたべよ(^^)」

「うん、ありがとう(^^)」
「どういたしまして(^^)」



5分後…
「はい、できたよ~(^^)たまごと野菜たっぷりうどんとイチゴとゼリーね」
「潤ありがと~。いただきます」
「いただきやーす。お、そうだ、ひな、録画してある月9見よ~」
「うん!先週見てなかったぁ」

「だるかったら途中でやめて寝ようね」

「ぅん。あ、潤、うどんオイシイ(^^)わたしの好きな味」

調子悪くて食欲なくても、ひなは俺の手料理ほめてくれる♪「ありがと(^^)俺はひなの手料理のほうが大好きだよ、体調いいときは元気出るからまたお願いします♥」

「ふふ(^^)」
「笑顔が可愛いなぁもうひなは」
と言って頭ナデナデ からの~
チューしてくれた(*/□\*)

「もう~潤。うどん伸びちゃうよ」

「伸びてもいいよ、キスしたいんだもん」

……濃厚なキスの後
「大好きだよ、ひな。ずっと俺のそばにいてね。俺の心の休める場所はひなだから」

「潤…わたしもだよ。いつもいろんなことにありがとう」

「うん(^^)さて続きをしたいけど今日はお預けだね」

「あ、もうやっぱりせっかくのうどん伸びちゃった!ケホケホケホ」
「大丈夫?ふざけすぎたかな。寝る前に聴診させてね(^^)」
と言って背中いっぱいさすってくれる

「落ち着いた?食べながら月9の続きみよう」

食べたあと、ソファーで月9見ながら潤のヒザ枕で横になってたら寝ちゃったみたい

「あれ?ひな?寝ちゃった?
せめて歯磨きして着替えて寝ようか」
背中をトントンして軽く起こす

「ん。寝てたみたいね(´つω・。)」
「まだ喘息出てるしね。体力落ちてるから。眠くなったら寝るようにすれば体力回復してくるから大丈夫だよ(^^)」

「うん。歯磨きしてくるね」

「あ、待ってひな。急に立ち上がるとクラ~っとくるからしばらく座って」

「あ、うん」
「潤、月9見ちゃった?」

「ひな寝てたから、途中で止めておいたよ。また今度休みの日でもみようね(^^)」

「うん(*^^*)」

「あ、そのあいだに診察しちゃおうか。聴診器持ってくるからちょっと待ってて」

「うん。体調大丈夫だよ、熱なさそうだし」 
「大丈夫じゃないだろう、ソファーで寝てる子が。良くなったかどうかカルテに記録つけなきゃ」

……怒られちゃった(´- `*)


「じゃ、ひな、聴診しちゃおう。Tシャツまくって」
今日は病院から帰ってきてブラつけたから思いっきりまくっても平気♪……でもないかな(^-^;

潤が聴診器、耳にかけて準備してると
「あ、ひなブラはずして!聴こえないから」

(*/□\*)やっぱりですか

仕方なくTシャツ脱いでブラはずしてとりあえず大事なところは隠す(/-\*)

「寒いといけないからTシャツは着てていいよ(^^)」

「え…うん」
しぶしぶTシャツ着てまくりあげる
「はい。じゃあ音聴くね、呼吸どれだけ出来るか診たいから出来るだけ深呼吸してよ」

…… …… …… ……

「まだ苦しいね。はい、あと背中」
…… …… …… ……

「はい。いいよ。服直して、で、サチュレーションと体温だな」

「じゃあ先にお熱測ろうか」
ひなの脇に体温計挟む

「もう1個の手貸して」
反対の手でサチュレーションはかる

ピー

「8度3分。良くなったり悪くなったりだな、酸素吸入ちょっとしてくれば良かったかな。じゃあ、吸入してお薬飲んでからネブライザー多めにやろうか」

「うん。早く良くならないかな、学校後れが出ちゃう」

「そうだね。早く行きたいね、でも自分の体調良くしないと学校卒業できても仕事も出来ないからね。一緒に頑張ろうね」
と言って頭をナデナデ (*^^*)

「じゃ、吸入しよ。思いっきり息吸って~…吐いて~、はい思いっきり薬吸って!」
スー ケホケホケホケホ……
「大丈夫?うまく入った?」

「うん、たぶん」

「入ったかどうか音聞くよ」
と言って気管支の辺りだけ音を聞いてる

「‥うん、ネブライザーで様子みるか」
と言って潤はネブライザーの準備

「ひな、薬多めにするからね」
「‥やだ」

「あれ?やだじゃないよ、早く学校行きたいんでしょ。遅れを取り戻さなきゃ!」
「学校行きたいけど、診察も治療もやだ」
辛くて疲れてちょっと涙出てきちゃった

「ひな、何かをするときは必ず何かを犠牲にしなきゃいけないんだよ。生きてく上で自分の都合のいいように何でも上手くいくことはないよ^^
子供の頃はそれが出来たけどね。羨ましいよね、子供は」

「そうだね‥ごめんね、潤、わがまま言って」
「いいよ。わがままを言えるのは幸せなことだね^^
誰にだって色んなことで、つまづくことがあるから、謝ることではないよ。俺は時にわがままは必要だと思うよ、って言うか俺もわがまま言いたくなるときもあるから^^
我慢ばっかりするのも嫌だしね。小児科の子供たちはお母さんに甘えられるけど、居ないときは甘える相手がいなくて我慢しなきゃいけないときいっぱいあるから、甘えらる相手が居ることって凄く大事だし幸せなことなんだな~っていつも思ってるよ」

「そっか(*^^*)」
「ってことで、ネブライザー頑張ってやっちゃおう!
早く良くなって、ひなとデートしたいよ~❤デートしたくて、俺もひな治すの必死なんだからね!」

「潤‥‥だいすき❤」
「俺もひなが好き 愛してる」
と言ってキスヽ(●´ε`●)ノ

「さ、ネブライザー持ってくる」
潤はネブライザーの準備して、寝室にある、病院に置いてあるようなベット用の動くテーブルを持ってきてその上にネブライザーを置く
慣れた手付きで気管支拡張薬の入った注射器を2本用意してネブライザーの中へ注入。
「よしこれで完璧。ひな、これ当ててね」
と言ってネブライザー用マスクを口に当てる
「咳いっぱい出て発作おきるかもしれないけど、苦しくてもちゃんと吸ってね。吸えば少し楽になるから」
と言って潤はスイッチをONにした

器械音と共に煙がいっぱい出てきた
その途端、ひなも、咳き込む
「げほ、ゲホゲホ、ゲホゲホゲホゲホ、ハー」
「ひな?大丈夫?」
「ゲホゲホゲホゲホ ハー ゲホゲホゲホゲホゲホゲホ」
「頑張って当ててようね、終わったら吸入しよう」
と言って潤はひなの背中をいっぱい擦る

発作と闘い続けて10分後

「終わったね、頑張ったね、ひな^^」
頭、犬のようにいっぱいナデナデ(/□\*)

「どうかな、聴診させて」
と言って潤は首に下げてた聴診器を耳にかけて、ひなのTシャツめくり、然り気無くブラはずす(/-\*)

「潤‥恥ずかしい(/-\*)」
「軽くTシャツあげるだけでいいよ^^」
と言ってTシャツ軽く持ち上げて、胸の音を真剣に聞く

‥ ‥ ‥ ‥ ‥長い!(><)1ヶ所につき、約10秒‥(笑)
「はい、次は背中ね」

‥ ‥ ‥ ‥ ‥こちらも10秒
「いいよ、次、お口あーんして」
「あーって声だしてね」
と言って医療用ライトを口に照らす

「あーん>O<」
「はい。いいよ。音はだいぶいいけどちゃんと治まってないからね、で、ちょっとサチュレーション測らせて」
指に器械はめる
「90、いいね。でも熱もまだあるし油断出来ないから、眠れそうなら一緒に寝ようか^^」

「うん、病院行って疲れちゃったからちょっと寝たい」
潤の腕枕でふたりでお昼寝❤
おやすみなさーい。






夕方4時頃

潤が起きて、ひなのおでこを触る
「少し下がったかな」
Tシャツの下から体温計をそっとひなの脇の下に挟む
pppp   
「37.6分、ちょっとは楽になったかな」
ひと安心する潤。ひなの寝顔見ながら頭をなでて、またまた眠る

夕方5時
「潤、おはよ」
「あ、ひな起きた?具合は?まだ苦しい?」

「んー、…ちょっとだけかな」
「サチュレ-ション測ってみようか(*^^*)」
「94…うん、まぁまぁ。どれ、診察!」
「やだぁ、潤といたい」
「ん?今も俺といるじゃーん」
「じゃ、診察する前にぎゅーってして?チューもいっぱいして?」
「…ふふ、お安い御用」
潤はひなを力一杯抱き締めて、
「チューは診察してからね」 

「…チューしたかった」
「診察おわってからね」

「聴診するから服はまくりあげてください^^」
「さっき、ブラとっちゃったし…勘弁してください、お願いします(///∇///)
「勘弁しませ~ん、ひなの呼吸の音聞くだけなのに」

はぁ…女心わかってないな…

「ひな、大事だから。ちゃんと俺だけが診て日々見落としのないように診察して治療したいの。そして治して早くデートしたいの。いい?わかりましたか?」淡々と喋る潤…

ウ…そう言われると逆らえない…
「ハイ…」
「よし、いいこ^^」
頭をクシャクシャにワンコのようになでられる
(///∇///)

「ご褒美にちゃーんといっぱいチューするから診察だけは受けてよ」
「じゃあ、診察のたびに…」

「え?ひなさん?今なんて?聴診器で聞こえなかった」
わざとらしい(*゚ε´*)

おとなしく、服まくる(/-\*)

1ヵ所につき、約10秒、ながーい(;´д`)
「ねぇ、潤…」

「ん?なに?」

「恥ずかしいからさ、早くして?」

「あ、ごめん、これでいい?」
と言って、潤はTシャツで肝心なとこだけ隠してくれた
(*^^*)