病院に着いて地下のパーキング入り口に置いてある車イスを借りて、ひなを座らせ このまま1Fにある俺の診察室に
エレベーターで直行。午後だからもう患者さんはいない。
診察室のドアの前
「よし、着いたぞ~」
「ひな、椅子に座れる?ゆっくりでいいからね」
と言ってひなを支えながら診察椅子に座らせる
「じゃあ、入院前だから軽くもう一回診察させてほしいから服、めくって」
「うん…ケホケホ……」
そう言ったものの、ひなが戸惑う
「どうした?」
「潤、いつもはパジャマのボタン外せば肝心なとこは見えないけど上にあげるの……恥ずかしいな」
「はは(^^)なにを今さら。いつもボタン外せばあまり見えないけど、肺の横を聞くとき、胸の下のとこを聞くときは、ちょっと見えてるよ(^^)それに俺、そんな変な見るとかそんな感情は診察中は誰にでもないから。なによりひなの心音呼吸音が心配だよ?良かれ悪かれ病状見逃すわけにいかないからいつも真剣だし」
「…(/-\*)」
「大丈夫だからね(^^)」
「…うん…わかった」
ひなは パジャマの裾もって、顔真っ赤にして胸の上まで持ち上げた
どうしよ…やっぱ恥ずかしくてドキドキとまらないよ
「よしよし(^^)じゃ真面目に診察するよ、緊張しないでね」
と言って聴診器をひなの胸へあててく
ちなみに関係ないけどわたしの胸Bカップ
ちっちゃいし、別の意味でもはずかしいな
…… …… …… ……
本当、潤の診察長いから余計に恥ずかしいよ(/-\*)
「ひな、緊張しすぎ!心音がうるさくて邪魔して呼吸音聞こえないじゃん(-_-)リラックスして深呼吸して。すって~……はいて~」
潤の一言に平静を取り戻しつつある
「はい。じゃあ、背中ね、クルッと椅子回って」
然り気無く 潤が椅子を回してくれた
「苦しかったら無理しなくていいけど深呼吸してね」
「うん…ケホケホケホ」
「大丈夫?無理しないでいいよ」
…… ……
「はい。おしまいだよ。まだ苦しいかな。服、直していいよ。で、ひな、お熱測って。その間に俺、病棟空いてるか確認するね」
と言って体温計をひなに渡す。
「うん」
プルルル…
「はい。入院受付事務です」
「あ、内科の仲山ですが、飛び入りの入院で呼吸器病棟は空いてますか?」
「あ、仲山先生、お疲れ様です。申し訳ないです。お昼で病棟埋まっちゃいまして…明日ならお一人退院予定なので大丈夫だと思いますけど」
「あ―、明日は無理なんだよね。じゃあ小児科は空いてますか?」
「はい、小児科なら空いてますけど」
「じゃあ小児科で大丈夫です、患者のIDは276830、山咲緋南19歳です。お願いします」
「わかりました、病棟には連絡しておきますので」
うちの病院は俺のように内科医兼小児科医でもあるから患者にもよるが病棟が空いてないと主治医が許可すれば小児科でも入院できる
「ひな、病棟空いてないみたいだから小児科でもいい?俺もいること出来るし」
「うん、いいよ、ちょっと懐かしいな……ケホ ケホケホケホ」
「大丈夫か?」
「ぅん」
「よしよし」 ひなの頭なでなで(^^)
「あ、ひな?お熱何度だった?見せて」
「あ。消えちゃったけどメモリ残ってるかな…あ、38度4分だね、ちょっとだけ上がったね。じゃあ急いで病棟行ってベッドで休もうか。車イスに移れる?」
「ぅん」
と言って潤が身体を支えてくれる。
車イスに乗って
「じゃあ小児病棟いくよ」
エレベーターで7Fの小児科病棟に行く。
エレベーターのドアが開くと目の前のナースステーションの周りには可愛いキャラクターの縫いぐるみだったりポスターだったり いっぱいお出迎え。
「わぁ、懐かしいな…ケホケホ4年振りくらいかな」
「そだね。ひなが小児科のときから知り合っていたかったな」
「それはそれで何か問題でしょ」
「そっか(^^;
あ、潤に気付いた看護師さん。
「仲山先生お疲れ様です。山咲緋南ちゃん入院ですか?」
「そう、お願いします。個室は空いてる?一応体調良ければ日帰りなんで」
「はい、わかりました、ちょっとお待ちください」
「じゅんせんせー」
入院してる子供が潤に駆け寄ってきた(^^)
この子は生まれつきの腸ヘルニア
「みひろちゃん。良くなってきた?」
「うん、まぁまぁ。それより先生のかのじょ?大きいお姉さんだけど」
「まぁまぁか。うん、先生の大事な彼女だよ、優しくしてあげてね」
「はーい」
と言って自分の病室スキップして行った(^^)
「先生お待たせしました、そこの病室でよろしいですか?ひなちゃんお久しぶり(^^)」
「お久しぶりです(^^)でも確か私が小児科卒業したころはいませんでしたよね?」
「さすが小児科何でも知ってるね(^^)
そう、子供産まれて産休とってたから一年は居なかったよ、で、また職場復帰(^^)」
「そうだったんですか~(^^)今日だけお世話になります」
「ひな、じゃあ、俺、仕事終わってからくるね、何かあったら電話してね」
「うん、行ってらっしゃい(^^)」
「えっと、吉永さん、ひなに、点滴を、ステロイドと補水液の点滴を針は刺してあるんでお願いします、あと発作が起きやすい状態なんで注意して下さい。軽ければ吸入とネブライザーで。酷ければすぐ呼んで下さい、それからカルテにも記載してるけど熱も38度前後あるのでこれも注意して」
「はい、わかりました。何かありましたらすぐ先生呼びますので」
「じゃ、お願いします、夕方、また小児科回診にきますので」
と言って一先ず潤は内科の医局に向かう。
一方ひなはとりあえず点滴とバイタルチェックにくるまでベッドで寝る。
「病院にいると余計に潤がいないとなんか寂しいなぁ……」
トントン
「失礼~(^^)点滴持ってきたよ」
「はーい」
「点滴して、バイタルチェックさせてね」
「はい。お願いします」
まずは点滴を繋いでもらう。
「包帯巻くと痛くないから巻いておくね」
「点滴スタンドに点滴ふたつあると重病人のようだなぁ」
「あら喘息、起きやすい時点で重病人だよ~?」
「じゃあ、血圧と体温とサチュレーションと聴診させてね」
「はい」
「ちょっとここだけ聴診器あてるね、
喘鳴あり。良くならないね、音。
血圧108/69サチュレーション84体温38度2分。体温のわりに血圧低いね。冷たい枕ほしい?」
「あ、いらないです。頭いたくなっちゃうんで」
「そっか、じゃあ苦しくなったらすぐ呼んでね。小児科はテレビ無料だから見ててね、また来ます(^^)」
午後5時 潤が小児科病棟に来た
「ひなは、寝てるかな」
ひなの病室を覗く。
「点滴は終わったのか…発作出てなさそうだし診察はあとでいっか」
先に小児病棟の子の診察を急ぐ。
受け持ち患者は医師それぞれ3人から5人だけど小児科希望ではなかったのに
小児科医が足りないと小児科も応援で診ないといけないこの時代。。心身ともに過労死しちゃうよ
午後7時
小児科の子の診察を終えてカルテの入力も終えて明日の検査オーダーも出し一通り仕事は終わった
「さて、ひな起きてるかな」
トントン
「ひな?」
「ん?潤?」
「目覚めてた?」
「ぅん」
「具合どう?熱はあるかな」
と言ってひなのおでこを触る
「37度6分くらいかな、さて診察しようね、パジャマ開けるよ」
「ぅん……」
パジャマのボタン開いて潤が真剣な顔で一ヵ所一ヵ所、10秒くらい真剣に聴診器あてる
この真剣な潤の顔、カッコイイ★かっこよすぎて顔見れないよ(/-\*)
「はい、背中も診るから横向いて。出来たら深呼吸してね」
「ぅん」
…… ……
「はい。いいよ。こっち向いて(^^)お熱も測ろうか」
と言って脇の下に体温計挟む
「お口、おっきくあーんして」
医療用のライトを喉にあてて、ひなの喉を診た
「ん。いいよ。まだ喉いたい?」
ひなの首を触りリンパを触りながら聞く
「ちょっとかな」
「しかし今回は喘鳴良くならねーな、薬あんまり効いてないよね、あとは、家で薬飲んで発作おきたら対処していくしかないね」
エレベーターで直行。午後だからもう患者さんはいない。
診察室のドアの前
「よし、着いたぞ~」
「ひな、椅子に座れる?ゆっくりでいいからね」
と言ってひなを支えながら診察椅子に座らせる
「じゃあ、入院前だから軽くもう一回診察させてほしいから服、めくって」
「うん…ケホケホ……」
そう言ったものの、ひなが戸惑う
「どうした?」
「潤、いつもはパジャマのボタン外せば肝心なとこは見えないけど上にあげるの……恥ずかしいな」
「はは(^^)なにを今さら。いつもボタン外せばあまり見えないけど、肺の横を聞くとき、胸の下のとこを聞くときは、ちょっと見えてるよ(^^)それに俺、そんな変な見るとかそんな感情は診察中は誰にでもないから。なによりひなの心音呼吸音が心配だよ?良かれ悪かれ病状見逃すわけにいかないからいつも真剣だし」
「…(/-\*)」
「大丈夫だからね(^^)」
「…うん…わかった」
ひなは パジャマの裾もって、顔真っ赤にして胸の上まで持ち上げた
どうしよ…やっぱ恥ずかしくてドキドキとまらないよ
「よしよし(^^)じゃ真面目に診察するよ、緊張しないでね」
と言って聴診器をひなの胸へあててく
ちなみに関係ないけどわたしの胸Bカップ
ちっちゃいし、別の意味でもはずかしいな
…… …… …… ……
本当、潤の診察長いから余計に恥ずかしいよ(/-\*)
「ひな、緊張しすぎ!心音がうるさくて邪魔して呼吸音聞こえないじゃん(-_-)リラックスして深呼吸して。すって~……はいて~」
潤の一言に平静を取り戻しつつある
「はい。じゃあ、背中ね、クルッと椅子回って」
然り気無く 潤が椅子を回してくれた
「苦しかったら無理しなくていいけど深呼吸してね」
「うん…ケホケホケホ」
「大丈夫?無理しないでいいよ」
…… ……
「はい。おしまいだよ。まだ苦しいかな。服、直していいよ。で、ひな、お熱測って。その間に俺、病棟空いてるか確認するね」
と言って体温計をひなに渡す。
「うん」
プルルル…
「はい。入院受付事務です」
「あ、内科の仲山ですが、飛び入りの入院で呼吸器病棟は空いてますか?」
「あ、仲山先生、お疲れ様です。申し訳ないです。お昼で病棟埋まっちゃいまして…明日ならお一人退院予定なので大丈夫だと思いますけど」
「あ―、明日は無理なんだよね。じゃあ小児科は空いてますか?」
「はい、小児科なら空いてますけど」
「じゃあ小児科で大丈夫です、患者のIDは276830、山咲緋南19歳です。お願いします」
「わかりました、病棟には連絡しておきますので」
うちの病院は俺のように内科医兼小児科医でもあるから患者にもよるが病棟が空いてないと主治医が許可すれば小児科でも入院できる
「ひな、病棟空いてないみたいだから小児科でもいい?俺もいること出来るし」
「うん、いいよ、ちょっと懐かしいな……ケホ ケホケホケホ」
「大丈夫か?」
「ぅん」
「よしよし」 ひなの頭なでなで(^^)
「あ、ひな?お熱何度だった?見せて」
「あ。消えちゃったけどメモリ残ってるかな…あ、38度4分だね、ちょっとだけ上がったね。じゃあ急いで病棟行ってベッドで休もうか。車イスに移れる?」
「ぅん」
と言って潤が身体を支えてくれる。
車イスに乗って
「じゃあ小児病棟いくよ」
エレベーターで7Fの小児科病棟に行く。
エレベーターのドアが開くと目の前のナースステーションの周りには可愛いキャラクターの縫いぐるみだったりポスターだったり いっぱいお出迎え。
「わぁ、懐かしいな…ケホケホ4年振りくらいかな」
「そだね。ひなが小児科のときから知り合っていたかったな」
「それはそれで何か問題でしょ」
「そっか(^^;
あ、潤に気付いた看護師さん。
「仲山先生お疲れ様です。山咲緋南ちゃん入院ですか?」
「そう、お願いします。個室は空いてる?一応体調良ければ日帰りなんで」
「はい、わかりました、ちょっとお待ちください」
「じゅんせんせー」
入院してる子供が潤に駆け寄ってきた(^^)
この子は生まれつきの腸ヘルニア
「みひろちゃん。良くなってきた?」
「うん、まぁまぁ。それより先生のかのじょ?大きいお姉さんだけど」
「まぁまぁか。うん、先生の大事な彼女だよ、優しくしてあげてね」
「はーい」
と言って自分の病室スキップして行った(^^)
「先生お待たせしました、そこの病室でよろしいですか?ひなちゃんお久しぶり(^^)」
「お久しぶりです(^^)でも確か私が小児科卒業したころはいませんでしたよね?」
「さすが小児科何でも知ってるね(^^)
そう、子供産まれて産休とってたから一年は居なかったよ、で、また職場復帰(^^)」
「そうだったんですか~(^^)今日だけお世話になります」
「ひな、じゃあ、俺、仕事終わってからくるね、何かあったら電話してね」
「うん、行ってらっしゃい(^^)」
「えっと、吉永さん、ひなに、点滴を、ステロイドと補水液の点滴を針は刺してあるんでお願いします、あと発作が起きやすい状態なんで注意して下さい。軽ければ吸入とネブライザーで。酷ければすぐ呼んで下さい、それからカルテにも記載してるけど熱も38度前後あるのでこれも注意して」
「はい、わかりました。何かありましたらすぐ先生呼びますので」
「じゃ、お願いします、夕方、また小児科回診にきますので」
と言って一先ず潤は内科の医局に向かう。
一方ひなはとりあえず点滴とバイタルチェックにくるまでベッドで寝る。
「病院にいると余計に潤がいないとなんか寂しいなぁ……」
トントン
「失礼~(^^)点滴持ってきたよ」
「はーい」
「点滴して、バイタルチェックさせてね」
「はい。お願いします」
まずは点滴を繋いでもらう。
「包帯巻くと痛くないから巻いておくね」
「点滴スタンドに点滴ふたつあると重病人のようだなぁ」
「あら喘息、起きやすい時点で重病人だよ~?」
「じゃあ、血圧と体温とサチュレーションと聴診させてね」
「はい」
「ちょっとここだけ聴診器あてるね、
喘鳴あり。良くならないね、音。
血圧108/69サチュレーション84体温38度2分。体温のわりに血圧低いね。冷たい枕ほしい?」
「あ、いらないです。頭いたくなっちゃうんで」
「そっか、じゃあ苦しくなったらすぐ呼んでね。小児科はテレビ無料だから見ててね、また来ます(^^)」
午後5時 潤が小児科病棟に来た
「ひなは、寝てるかな」
ひなの病室を覗く。
「点滴は終わったのか…発作出てなさそうだし診察はあとでいっか」
先に小児病棟の子の診察を急ぐ。
受け持ち患者は医師それぞれ3人から5人だけど小児科希望ではなかったのに
小児科医が足りないと小児科も応援で診ないといけないこの時代。。心身ともに過労死しちゃうよ
午後7時
小児科の子の診察を終えてカルテの入力も終えて明日の検査オーダーも出し一通り仕事は終わった
「さて、ひな起きてるかな」
トントン
「ひな?」
「ん?潤?」
「目覚めてた?」
「ぅん」
「具合どう?熱はあるかな」
と言ってひなのおでこを触る
「37度6分くらいかな、さて診察しようね、パジャマ開けるよ」
「ぅん……」
パジャマのボタン開いて潤が真剣な顔で一ヵ所一ヵ所、10秒くらい真剣に聴診器あてる
この真剣な潤の顔、カッコイイ★かっこよすぎて顔見れないよ(/-\*)
「はい、背中も診るから横向いて。出来たら深呼吸してね」
「ぅん」
…… ……
「はい。いいよ。こっち向いて(^^)お熱も測ろうか」
と言って脇の下に体温計挟む
「お口、おっきくあーんして」
医療用のライトを喉にあてて、ひなの喉を診た
「ん。いいよ。まだ喉いたい?」
ひなの首を触りリンパを触りながら聞く
「ちょっとかな」
「しかし今回は喘鳴良くならねーな、薬あんまり効いてないよね、あとは、家で薬飲んで発作おきたら対処していくしかないね」
