俺は車を走らせ勤務先の病院へ向かった。家から車で5分くらいで着く。いつでも急患の対応が出来るようにと、ひなが急変してもすぐ病院に行けるように、具合悪いときもすぐ家に帰れるようにひなと同居が決まってから引っ越しをした。
病院に着いて白衣に着替えて、外来の患者さんを診て、入院中の担当患者さんを診て、小児科病棟を周り、カルテの整理をして一通り仕事をこなしたらお昼をちょっとまわってしまい、急いで、朝、処方しておいたひなの薬を院内の薬局まで取りに行き、一応、点滴持って、駐車場に向かい車に乗ったらひなにLINEをした。(今から帰るね~)
返信ないなぁ…
家に着いて玄関のドアを開けて「ひなぁ?ただいま」
…寝てるかな。
寝室のドアを開けたらひなは、寝てた。
「熱高そうだな」
ひなのパジャマのボタンを全部外して、体温計を脇に挟んだら、ひなが起きた
「潤~?お帰りなさい」
「ただいま。それより具合は?聴診しなくても喘鳴きこえるよ」潤がサチュレーションを指に挟む
「うん、苦しいかも」
「熱も39度越えてるし診察するね」
ひなは、診察するときは裸。最初は恥ずかしくて抵抗したけど今はわりと平気。それには潤なりの意味があって聴診するときは服や下着に当たった音が雑音となり正確な音を聞けないしちゃんと診たいから脱いでもらう と。
それでもイヤだと言ったら潤が聴診器をひなの耳にかけて貸してくれて服の下から聴診器いれて自分で自分の呼吸音聞いてごらんって言われて聞こうとしたら、服かブラの擦れた音が耳が痛くなるほど強烈な音で真剣に呼吸音聞こうとしても他の摩擦音が邪魔して呼吸音が聞こえなかった
潤も、心配してくれてるから真剣に音を聞きたいらしくてそれからは裸で診察してもらってる。やっぱり恥ずかしいけどそれでも潤は真剣に私のことを心配して真面目な顔で診察してくれるから言われたとおりにしてる
「ひな、ちょっと横向ける?背中も聴かせて」
「うん」
「…体直していいよ、音良くないな、サチュレーション82
苦しいでしょ。ひな、点滴頑張ろうね、ステロイドにするからね」
「点滴…いたいからいやだなぁ」
「痛くないとこやるし痛くないように俺頑張るからね」
潤が部屋に置いてある点滴スタンド持ってきて、点滴をフックに吊るし、ひなの左腕の横で点滴の針刺す準備してる
この待ってる間も緊張して怖くてドキドキする
「ネブライザーもして、点滴終わっても音良くなかったら入院しようね」
「潤、入院はやだよ~、点滴ずっとだし」
「入院しなきゃいけないときもあるんだからね 早く治そう、じゃあひな、ちょっとチクってするから痛いけど目とじてあっち向いて我慢してね」
「……潤、いたい…」
「ひなの血管 針より細いから痛くしないように頑張ってもどうしても痛くなっちゃうんだよね 子供の血管と一緒で。ごめんな…よし終わったよ、えらいえらい(^^)そんな涙ながさなくても よしよし」
潤が頭なでなでしてくれる
「で、次はネブライザーしようね。音悪いからお薬多めにするからひな頑張って」
「うん、ケホケホケホ…」咳き込む
「大丈夫かぁ?ひな」心配そうに潤が背中さすってくれる
「じゃ、お薬いれるよ、咳で苦しくなると思うけどマスクちゃんと当ててね」
と言って潤は注射器でネブライザーの中に気管支拡張剤を注入した
「10分くらいで終わるからね 頑張ろうね」
その間ずっと潤は咳き込んで止まらないひなの背中をさすってくれた
「よし、終わったよ どれ、座ったままでいいから胸の音聴かせて」
ひなは、パジャマのボタンを外そうとしたけど点滴繋がってるから上手に外せなくて潤が手伝ってくれた
「ありがと」
「いいよ(^^)じゃあ、出来るだけでいいから深呼吸してみてね」
…潤の診察は長い
「じゃ次、背中も診るね」
… …
「さっきよりちょっとしか音が良くないな、入院するかしないか微妙なライン。夕方から夜までにまた発作おきるかも知れないなぁ。ひな お口もあーんして」
と言って潤がひなの喉に医療用のライト当てる
「もっと大きくあーんして。上気道も赤いし気管支も赤いし。はいオッケィだよ」
潤はネブライザーを片付けながら
「ひな、点滴一時間くらいかかるから少し寝なさいね(^^)俺、点滴おわるまで、ひなのカルテPCに入力してるからね、何かあったら、呼んでよ」
「うん。ありがと ケホケホケホケホ」
「咳き込みひどいなぁ おやすみ」
一時間後
「そろそろ点滴終わるかな」
そういって潤は寝室にそーっと入って来た
ひなぐっすり寝てる
点滴、数分で終わりそうだな そのあいだに診察しちゃおう。さっきより呼吸音いいかな、喘鳴聞こえてない
パジャマのボタン外して体温計を脇に挟んで、聴診。
………
「ふぅ、さっきよりマシだけどもどうするかな 熱も38度だな、サチュレーションは」
ひなの指に挟む
ピー
「87 まずまずだな」
点滴も最後の一滴が落ち、とりあえず点滴を止める。
「ん、潤…?」
「うん、ひな具合どう?さっきより喘鳴は落ち着いてるし熱もさっきよりさがってるしサチュレーションも87%」
「うん、さっきよりいい…ケホケホ」
「でもまた発作おきるかもしれないし、俺は夜まで帰ってこれないかもしれないから、病院で寝てようか。とりあえず日帰り入院で」
「うん わかった……でもまた点滴する?点滴の針抜いてない…」
「うん、しておこうか。針抜かないから痛くないよ」
「うん…潤、トイレ行きたい」
「わかった。じゃあちょっと点滴の管をとって針からついてる管は邪魔にならないようにするね、ちょっと待って、急いでやるね」
「はい、終わったよ、抱っこでトイレいこうか(^^)」
「うん(*ノ▽ノ)」
「はい、着いた。ドアの前にいるね、カギ閉めないでね」
「ありがと」
ジャー 水の音
「潤、フラフラしちゃう」
「フラフラしちゃう?熱のせいか喘息で酸欠のせいかもね。このまま抱っこして車いこうね」
「うん」
お姫様だっこでマンション地下駐車場に行く
病院に着いて白衣に着替えて、外来の患者さんを診て、入院中の担当患者さんを診て、小児科病棟を周り、カルテの整理をして一通り仕事をこなしたらお昼をちょっとまわってしまい、急いで、朝、処方しておいたひなの薬を院内の薬局まで取りに行き、一応、点滴持って、駐車場に向かい車に乗ったらひなにLINEをした。(今から帰るね~)
返信ないなぁ…
家に着いて玄関のドアを開けて「ひなぁ?ただいま」
…寝てるかな。
寝室のドアを開けたらひなは、寝てた。
「熱高そうだな」
ひなのパジャマのボタンを全部外して、体温計を脇に挟んだら、ひなが起きた
「潤~?お帰りなさい」
「ただいま。それより具合は?聴診しなくても喘鳴きこえるよ」潤がサチュレーションを指に挟む
「うん、苦しいかも」
「熱も39度越えてるし診察するね」
ひなは、診察するときは裸。最初は恥ずかしくて抵抗したけど今はわりと平気。それには潤なりの意味があって聴診するときは服や下着に当たった音が雑音となり正確な音を聞けないしちゃんと診たいから脱いでもらう と。
それでもイヤだと言ったら潤が聴診器をひなの耳にかけて貸してくれて服の下から聴診器いれて自分で自分の呼吸音聞いてごらんって言われて聞こうとしたら、服かブラの擦れた音が耳が痛くなるほど強烈な音で真剣に呼吸音聞こうとしても他の摩擦音が邪魔して呼吸音が聞こえなかった
潤も、心配してくれてるから真剣に音を聞きたいらしくてそれからは裸で診察してもらってる。やっぱり恥ずかしいけどそれでも潤は真剣に私のことを心配して真面目な顔で診察してくれるから言われたとおりにしてる
「ひな、ちょっと横向ける?背中も聴かせて」
「うん」
「…体直していいよ、音良くないな、サチュレーション82
苦しいでしょ。ひな、点滴頑張ろうね、ステロイドにするからね」
「点滴…いたいからいやだなぁ」
「痛くないとこやるし痛くないように俺頑張るからね」
潤が部屋に置いてある点滴スタンド持ってきて、点滴をフックに吊るし、ひなの左腕の横で点滴の針刺す準備してる
この待ってる間も緊張して怖くてドキドキする
「ネブライザーもして、点滴終わっても音良くなかったら入院しようね」
「潤、入院はやだよ~、点滴ずっとだし」
「入院しなきゃいけないときもあるんだからね 早く治そう、じゃあひな、ちょっとチクってするから痛いけど目とじてあっち向いて我慢してね」
「……潤、いたい…」
「ひなの血管 針より細いから痛くしないように頑張ってもどうしても痛くなっちゃうんだよね 子供の血管と一緒で。ごめんな…よし終わったよ、えらいえらい(^^)そんな涙ながさなくても よしよし」
潤が頭なでなでしてくれる
「で、次はネブライザーしようね。音悪いからお薬多めにするからひな頑張って」
「うん、ケホケホケホ…」咳き込む
「大丈夫かぁ?ひな」心配そうに潤が背中さすってくれる
「じゃ、お薬いれるよ、咳で苦しくなると思うけどマスクちゃんと当ててね」
と言って潤は注射器でネブライザーの中に気管支拡張剤を注入した
「10分くらいで終わるからね 頑張ろうね」
その間ずっと潤は咳き込んで止まらないひなの背中をさすってくれた
「よし、終わったよ どれ、座ったままでいいから胸の音聴かせて」
ひなは、パジャマのボタンを外そうとしたけど点滴繋がってるから上手に外せなくて潤が手伝ってくれた
「ありがと」
「いいよ(^^)じゃあ、出来るだけでいいから深呼吸してみてね」
…潤の診察は長い
「じゃ次、背中も診るね」
… …
「さっきよりちょっとしか音が良くないな、入院するかしないか微妙なライン。夕方から夜までにまた発作おきるかも知れないなぁ。ひな お口もあーんして」
と言って潤がひなの喉に医療用のライト当てる
「もっと大きくあーんして。上気道も赤いし気管支も赤いし。はいオッケィだよ」
潤はネブライザーを片付けながら
「ひな、点滴一時間くらいかかるから少し寝なさいね(^^)俺、点滴おわるまで、ひなのカルテPCに入力してるからね、何かあったら、呼んでよ」
「うん。ありがと ケホケホケホケホ」
「咳き込みひどいなぁ おやすみ」
一時間後
「そろそろ点滴終わるかな」
そういって潤は寝室にそーっと入って来た
ひなぐっすり寝てる
点滴、数分で終わりそうだな そのあいだに診察しちゃおう。さっきより呼吸音いいかな、喘鳴聞こえてない
パジャマのボタン外して体温計を脇に挟んで、聴診。
………
「ふぅ、さっきよりマシだけどもどうするかな 熱も38度だな、サチュレーションは」
ひなの指に挟む
ピー
「87 まずまずだな」
点滴も最後の一滴が落ち、とりあえず点滴を止める。
「ん、潤…?」
「うん、ひな具合どう?さっきより喘鳴は落ち着いてるし熱もさっきよりさがってるしサチュレーションも87%」
「うん、さっきよりいい…ケホケホ」
「でもまた発作おきるかもしれないし、俺は夜まで帰ってこれないかもしれないから、病院で寝てようか。とりあえず日帰り入院で」
「うん わかった……でもまた点滴する?点滴の針抜いてない…」
「うん、しておこうか。針抜かないから痛くないよ」
「うん…潤、トイレ行きたい」
「わかった。じゃあちょっと点滴の管をとって針からついてる管は邪魔にならないようにするね、ちょっと待って、急いでやるね」
「はい、終わったよ、抱っこでトイレいこうか(^^)」
「うん(*ノ▽ノ)」
「はい、着いた。ドアの前にいるね、カギ閉めないでね」
「ありがと」
ジャー 水の音
「潤、フラフラしちゃう」
「フラフラしちゃう?熱のせいか喘息で酸欠のせいかもね。このまま抱っこして車いこうね」
「うん」
お姫様だっこでマンション地下駐車場に行く
