多目的室の教室の扉を開くと、
一人の男が鋭い目をこちらに向けて立っていた。
「アンタが、鈴木晋助センパイ?」
こいつたしか1年の坂口悠哉-サカグチ ユウヤ-だよな?
かっこいいって2年の間でも噂の。
でも女共がどんなに声掛けてもガン無視喰らわせてるって聞いてるけど…そのイケメン君が俺に何の用だよ
「そうだけど?俺になんか用?」
「アンタさぁ、美夜の事本気なの?」
「ミヤ…?」
「は?好きな女の名前も知らねぇの?」
坂口は鼻で笑ってこう続けた。
「1年の女。“華奢で可愛い”ってウワサながれてんだけど。あと髪は少し長い。…わかった?」
説明下手過ぎんだけど…
でも、1年で可愛くて華奢で俺がそいつのことか好きって聞いて思い浮かぶのはあの日会った子だった。

