○美夜side

いつもと変わらぬ時間。
いつもと変わらぬ道。


私は今学校に向かっている。
だけどさっきから他の生徒にジロジロ見られる。

まぁ
あの事なんだろうけど…




本当になんでこうなったのか、わからない。

なんで私なの?こんな冴えない女…

私、良いとこなんて一つもないし…





『美ー夜っ!!』


悶々と考えていると後ろからいきなり抱きつかれた。

「!!…もう、雫…びっくりさせないでよね」

「ふふ、ごめんって!」