ただ、愛してる。

「お疲れ様」

「ありがとう」


部署に戻ると、多恵子がコソッと声をかけてくれて。
私は席に着くなり、資料を改めてパラパラとめくる。

明日から大変だなぁ…

そんなこと思いながら、中津さんに貰った飴をデスクに置いた。


「………その飴どうしたの?」

「え、ああ、これ?中津さんに貰ったの」

「へぇ」


なんて言いながらニヤニヤする多恵子。


「ちょっと、変な勘違いしないでよね。寝不足だから眠気覚ましにもらったの!」

「何も言ってないじゃん」


本当はこの飴、眠気覚ましじゃないけど。

口直し的な?
そんなもんだよ。

深い意味なんてないんだから。


「さ、仕事仕事!」


ミスなんてしない。
今日はそれが目標!!

ささっと片付けて定時には帰ろ。