ふわふわ暖かい…。

「由比?」

あ、この声は顔の解らない男。


「疲れちゃった?チェックインしてきたか、案内されるまで待ってね」

男は隣に座る。


どこの部屋なのかワクワクするが名前知らない事に気付く。
困惑する由比を他所に男は携帯を眺めてる。


「木梨様…木梨尚輝様」

ホテルの案内係が呼ぶと男は立ちがって由比に手を差し出した。


『木梨尚輝って言うんだ…』

1つモヤモヤが消えた。