『仕事は?』 「話を変えるな」 『死にたいって…思ったの』 「死んでどうするの?」 『は?』 「食ってねぇだろ?」 って、 私に質問詰めしてくる蓮にすべてを話した。 食べた後、嘔吐してしまう事。 食欲がない事。 それに、毎日「死にたい」と、思う事。 蓮はそれを… どう受け止めてくれたかはわからない。 ただ、黙って聞いてくれた。 そして、最後の最後には抱きしめてくれた。 彼氏でもないのに… 蓮の腕の中は誰よりも安心した。