『人間一人育てられなかった人には言われたくない。自分で捨てた物を見るってどんな気持ち?よく目合わせられるね。本来ならあんたが謝る必要があるんじゃないんですか?私の言ってる事間違ってますか?』 「………」 『私の目の前に一生現れないで』 私は、祖母の病室を出て…屋上に向かった。 殺せるものなら殺したい。 今すぐ。 目も合わせたくないし、同じ空気さえ吸いたくない。