『起きても変わらないよね』
「美愛を一番近くで見守ってくれてるよ絶対」
病院にずっといられるはずもなく…落ち着いた後、手続きをして久しぶりに家に帰った。
私が高校3年生まで過ごしていた家。
2週間前まで祖母が暮らしていた家。
『ただいま』
「お邪魔します」
『狭くてごめんね!なんか飲む?』
「水ほしい」
『お茶もあるよ』
「水で大丈夫」
さっきまで、暮らしてたみたい。
テープルに飲みかけのコップが置いてある。
今でも、祖母が帰ってきそうな予感がする。
何もなかったように「美愛、帰ってたの?ごめんね。今からごはん用意するからね」って…
こんな早く逝っちゃうとは思わなかった。
おばあも早すぎて、自分でもびっくりしてるかな。
蓮は私の隣にずっといてくれた。
顔が疲れてるし、お酒も入っている様で、病院までタクシーで来たらしい。
『ありがとう』の一言に尽きる。

