家に帰っても、蓮はいない。
広いリビングに一人で…
急に我に返って寂しくなる。
『蓮、早く帰ってこないかな』
って、
携帯を覗いても…
仕事中の蓮からは連絡が来るはずもなく、ただただ耐えるしかなかった。
色々話したい事があったから…帰ってくるまで眠気と戦いながら待っていた。
帰ってきたのは5時過ぎ。
さすがの蓮も疲れ切った顔をしていた。
「寝てて良かったのに…起きてくれてたの?美愛、ありがとう」
って、
優しく抱きしめてくれた蓮。
お酒臭いし…タバコ臭いし、それに、香水臭いけど…蓮には変わりはない。
嬉しかったし、それに安心した。
寂しさも吹き飛んで、幸せだった。

