今度は携帯が震えていた。仕方なく電話に出ると、しつこかったわりに小さな声がした。 『おは』 「何」 『駅のファミレスで勉強しようよー。待ってるからね』 「ちょっと茜」 そこで切れた。 駄目だ。自由人過ぎる。とか思いつつもファミレスに向かう私はどうなのだろうか。