私は主人公じゃないんですけど!


気づけば俺は椅子から立ち上がって、壇上に走っていた



気絶した彼女を素早く抱き上げる

よかった



ただ眠っているだけだ



彼女は驚くほど軽かった





俺たち男とは違って、白くて柔らかくて小さい


力を入れれば、壊れてしまいそうだ




「俺が保健室に連れていきます」


理事長にそう言う



「じゃあお願いするわ

橘 稜翔くん」



理事長の言葉を聞き終わらないうちに、俺は保健室へ急いだ