私は主人公じゃないんですけど!


元からクラスの中心の人物ではなかった



小学校から今まで


ずっとそうして生きてきた





高校だって家から近い公立高校を受験した


この春はそこの制服を着て入学式を迎えているはずだった





なのに!



どうして私はこんなに可愛い制服来て、こんな世界の金持ち学校の校門前にいるんだろう!



?「あ!いた!」



誰かが私の肩を叩いた



振り向くと、





『うわぁ……綺麗な人………』



今まで生きてきて出会ったことのないような美人


タレントやモデルなんかよりももっともっと綺麗な人




?「あらやだ嬉しいわね

私はここの理事長の湯原明美(Yuhara Akemi)」




流れる艷やかな茶髪を風になびかせる



『あ……えと

つ、月丘律稀です』


月丘律稀(Tsukioka Ritsuki)



わたしの名前


「もちろん知ってるわ!

律稀ちゃん!早く体育館に行くわよ!


入学式が始まってしまうわ」


そう言われて返事をするまもなく腕を引っ張られた





速い!


待って!



理事長さんヒールじゃん!



なんでそんな速いの!