「ひろくん。ネームペン貸して。」

「だから、筆箱わすれたんだって。」

「そーだった。ごめん。」

「おっちゃんって、天然?」

「んなわけ。あるかも?」

「なにそれ」

こんな変な話をしていたら、もう帰りだった。