【完】好きだから【完】



「私たち、女子バレー部に用があるんです!」


そんな私の横ではっきりと言ってくれる風ちゃん…


「そぅなんだ…残念だな。今、マネージャーがいなくて困ってたからさ…」


マネージャーがいなくて困ってる?


「あ…の…」


「ん?」


「私、マネージャーしますっ!」


自分でもビックリした…


かってに口が動いてたんだ。


「本当?ありがとっ!皆ぁ〜!マネージャー出来たよっ!」


私はその先輩に手を引っ張られ…知らない間に周りにはバレー部の皆さんが集まってた。


「えっと…マネージャーになった名前は?」


「内柴瑠璃です…頑張ります!」


「俺は木崎裕太。時期キャプテンだからよろしくな?」


「はいっ!」


それが私と木崎先輩の出会いだった。