【完】好きだから【完】




「裕太っ!コート入れ。陸と恭平はボール拾い。」


「はい。」


………裕太先輩がコートに入る。俺らは逆のコートに入った。


「何すんだ?」


「木崎先輩のアタック練習やって。」


木崎…?


あっ!裕太先輩か。


「木崎先輩…てな。健吾君の次に上手いねんて。あとは、瀬野先輩に市場先輩…四人が上手いだけで後は正直微妙。って俺もやけどな。」


陸は悲しそうに笑いながら言った。


…後は微妙か。


俺はただジッと床をみてただけだった。


そんな俺の耳に入ってきた…ボールがたたき付けられる、デカイ音。


バーン!


「っ!!!」


何だよ…今のアタック。
高校生の出来る事か?


木崎先輩のアタックは力強く…


高い打点…


完璧なフォーム。


俺は驚いた。