【完】好きだから【完】





「瑠璃ちゃん…」


「は、はいっ!」


健吾先輩をボーと見てたら急にに木崎先輩に声をかけられた。


「この前のことだけど…」


この前って…クリスマス…?


「みんなには秘密な?」


「彼女さんの…こと、ですか?」


「うん…」


…やっぱり彼女なんだ。


「はい……そんな、言いませんよ!」


「そっか…おれも言わないから。」


「?」


「恭平と!…お互い秘密な。」


恭くんと…


「付き合ってないですよ。」


「え?」


「私と恭くんは付き合ってません。だから…あの時のことは…秘密ですよ。変な噂たったら…」


「あぁ…秘密な!」


そう言って木崎先輩はニカッと笑った。


でも、その笑顔すら今の私には辛くて…


「わ、私…用事あるんで帰ります!」


「あぁ…気をつけて。」


「さよなら…」


逃げることしかできないんだ。