先輩との出会いは、1年生の4月。 入学したばかりのある日 昼休みに購買に友達と行ったところ あまりの人の多さにはぐれてしまった。 友達は見つからないし まだ入学したてだから、校内を一人で歩いて教室に戻れる自信もない。 途方に暮れながら購買の隅っこに立っていたとき 「どうした?」 心配そうな顔で声をかけてくれたのが 星弥先輩だった。