先輩が言ってた事を思い出し、時計を見ると、5時半。 「うわ!こんな時間!! ほんとすみません…」 あたし、何時間寝てたんだっ 「…もしかして、昨日寝れなかったとか?」 先輩がいつもみたいに意地悪そうに聞いてきた。 今日は、もう何も隠す必要がないから。 自分に素直になるって、決めてたから。 「誰かさんのせいで、一睡もできませんでしたよ。」 そう、笑顔で言った。 先輩は一瞬驚いて、でもすぐ普段の顔に戻って 「ごめんな。」 ってつぶやいた。